LINE配信の概要

ねこすけCMSのLINE配信機能は、LINE公式アカウントのMessaging APIと連携し、セグメント配信・ステップ配信・リッチメニュー自動切替を実現します。CRMの顧客データと連動するため、属性ベースのきめ細かな配信が可能です。

💡 ポイント: LINE配信機能はStandard以上のプランで利用可能です。LINE公式アカウントのMessaging APIの設定が別途必要です。

初期設定:LINE公式アカウント連携

前提条件

  • LINE公式アカウントが開設済みであること
  • LINE Developersコンソールにアクセスできること
  • Messaging APIが有効化されていること

設定手順

  1. LINE Developersコンソールでプロバイダー・チャネルを作成します。
  2. Messaging APIのチャネルアクセストークン(長期)を発行。
  3. WordPress管理画面 → ねこすけCMS設定LINE タブでトークンとチャネルシークレットを入力。
  4. 表示されるWebhook URL(/wp-json/necosuke/v1/line/webhook)をLINE Developersコンソールに設定。
  5. Webhookの利用 をONにして完了。

⚠️ 注意: WebhookのURLにはSSL(HTTPS)が必須です。HTTP環境ではLINEからの通信を受け取れません。

メッセージテンプレート

LINE配信で使用するメッセージの雛形を作成します。7種類のメッセージタイプに対応しています。

メッセージタイプ

タイプ説明用途
テキストプレーンテキストメッセージお知らせ、リマインド
画像画像メッセージ商品紹介、バナー
Flexカードカード型レイアウト(画像+テキスト+ボタン)商品紹介、イベント案内
Flexカルーセル横スワイプ可能な複数カード(2〜10枚)商品一覧、プラン比較
ボタンテキスト+ボタン配置アンケート、選択肢
確認Yes/No形式の2択意思確認
リッチメッセージ画像全体がタップ領域のメッセージキャンペーン告知

Flexカードの設定項目

  • ヒーロー画像: カード上部の画像URL
  • タイトル: 最大40文字
  • 本文: 最大120文字
  • ボタン: 最大3つ(URL遷移、ポストバック)
  • 背景色: カラーコード指定
  • 代替テキスト: 最大400文字(通知に表示されるテキスト)

配信タスク

メッセージテンプレートを使用して、実際のLINE配信を実行します。メール配信と同様に「同報配信」と「ステップ配信」の2種類があります。

同報配信(一斉配信)

  1. ねこすけCMSLINEタスク新規作成
  2. 配信タイプ 同報配信 を選択。
  3. メッセージテンプレートを選択。
  4. 配信対象の抽出条件を指定。
  5. 配信日時を設定し、ステータスを「配信待ち」に変更。

ステップ配信

ユーザーの登録日や属性日付を基準に、段階的にLINEメッセージを自動送信します。設定方法はメールのステップメールと同様です。

💡 ヒント: LINE Messaging APIは1リクエストあたり500ユーザーまで。ねこすけCMSは自動的に分割送信し、レートリミット(10リクエスト/秒)も制御します。

クリックトラッキング

メッセージ内のURLにはトラッキングURLが自動的に適用され、クリック計測が可能です。

トラッキングURLの仕組み

ねこすけCMS経由のプロキシURLに変換され、クリック時に以下の情報が記録されます。

  • クリックしたユーザー(LINE UserID)
  • クリックしたメッセージ・要素
  • 配信からクリックまでの経過秒数
  • リダイレクト先URL

統計情報

LINEタスク一覧画面で以下の統計を確認できます。

  • 配信数: メッセージ送信数
  • クリック数: URL総クリック数
  • UUクリック数: ユニークユーザー数
  • UUクリック率: UUクリック数 / 配信数

クリック率は色分けで表示されます:

  • 🟢 20%以上: 優秀
  • 🟡 10〜20%: 標準
  • 10%未満: 改善余地あり

リッチメニュー管理

LINE公式アカウントのリッチメニューをねこすけCMSから管理し、ユーザーの属性に応じて自動切り替えできます。

基本設定

  • 背景画像: 2500×1686px、1MB以下
  • タップ領域: 最大6エリア(URLリンク・ポストバック)
  • 有効期間: 開始日・終了日を設定可能
  • 優先度: 数値が小さいほど優先的に適用

自動切替の仕組み

リッチメニューにはユーザーフィルター(抽出条件)を紐づけることができます。以下のイベント発生時に、該当ユーザーのリッチメニューが自動的に再評価・切り替えされます。

  • ユーザー属性の変更時
  • フェーズ(ファネル)の変更時
  • LINE友だち追加時
  • ユーザーメタの更新時

💡 活用例: 「無料会員にはアップグレード訴求メニュー」「有料会員には専用コンテンツメニュー」を表示するなど、ユーザーのステータスに応じたリッチメニュー運用が可能です。

公開済みメニューの編集

公開済みのリッチメニューは直接編集できません。編集する場合は「コピーして編集」で複製を作成し、新しいメニューとして公開してください。旧メニューは自動的に差し替えられます。

Webhook処理

LINEからのイベント(友だち追加・ブロック・メッセージ受信等)はWebhookで受信し、自動処理されます。

イベント処理内容
Follow(友だち追加)LINE UserIDをCRMに紐づけ、リッチメニュー適用
Unfollow(ブロック)CRM上でブロック状態を記録
Message(メッセージ受信)ログ記録(自動応答は管理画面で設定)
Postbackリッチメニュータップログ記録、属性変更トリガー