メール配信の概要

ねこすけCMSのメール配信機能は、外部のメール配信サービスを使わず、WordPressから直接メールを送信できます。ステップメール(シナリオ配信)、同報メール(一斉配信)、個別予約送信の3つの配信方式に対応しています。
💡 ポイント: メール配信機能はStandard以上のプランで利用可能です。Free版ではCRM画面からの手動メール送信のみ可能です。

メールテンプレート

メールテンプレートは、配信に使用するメールの雛形です。件名・本文・差出人アドレスを設定します。

テンプレートの種類

種類 用途
自動返信 フォーム送信時の自動返信メール
同報配信 一斉メール用テンプレート
ステップメール 日数ベースの自動配信

変数(テンプレートタグ)

メール本文には、受信者の情報を動的に挿入する変数を使用できます。Twig記法とショートコードの両方に対応しています。
変数 出力内容
{{ user.display_name }} 表示名
{{ user.user_email }} メールアドレス
[user_info field="name"] ユーザー名(ショートコード)

ヘッダー・フッター

メール設定画面で共通のヘッダーテキスト・フッターテキストを設定できます。配信時に各メールテンプレートの前後に自動挿入されます(配信停止リンク等)。

同報配信(一斉メール)

指定した抽出条件に一致するユーザー全員に、同じメールを一斉送信します。

設定手順

  1. ねこすけCMSメールタスク新規作成 を開きます。
  2. 配信タイプで 同報配信 を選択。
  3. メールテンプレートを選択。
  4. 配信対象の抽出条件(ユーザーフィルター)を指定。
  5. 配信日時を設定(即時 or 予約)。
  6. ステータスを「配信待ち」に変更して保存。
⚠️ 注意: 同報配信は取り消しできません。必ずテスト送信で内容を確認してから配信待ちに設定してください。

ステップメール

ユーザーの登録日(または任意の日付属性)を基準に、指定日数後にメールを自動送信する機能です。

設定手順

  1. メールタスク新規作成 → 配信タイプ ステップメール を選択。
  2. メールテンプレートを選択。
  3. 「何日後に送信するか」を設定(例:0日後=登録当日、3日後、7日後…)。
  4. 基準日を選択:ユーザー登録日 または カスタム属性の日付
  5. 配信対象の抽出条件を指定(任意)。
  6. ステータスを「配信待ち」に変更。

基準日の活用例

基準日 用途
ユーザー登録日 ウェルカムシーケンス(登録直後から7通)
「購入日」属性 購入後のフォローアップメール
「セミナー日」属性 セミナー前のリマインド・後のフォロー

個別予約送信

特定のユーザーに対して、指定日時に1通のメールを送信する機能です。
  1. ユーザー詳細画面 → メール送信 ボタンをクリック。
  2. テンプレートを選択するか、本文を直接入力。
  3. 送信日時を設定して保存。

配信キュー(バッチ処理)

メール配信はキューシステムで処理されます。一度に大量のメールを送信せず、サーバー負荷を分散します。

処理の流れ

  1. 対象展開: Cronが「配信待ち」タスクを検出し、対象ユーザーを展開。wp_necosuke_cron_mail_deliver テーブルに1行ずつ登録。
  2. 順次送信: 別のCronプロセスがキューから未送信分をバッチ取得(例:50件/回)し、wp_mail またはSMTPで送信。
  3. ログ記録: 送信結果(成功/失敗)をログに記録。
💡 推奨: Cronは10分間隔で実行することを推奨します。設定方法はクイックスタートガイドのCron設定セクションをご確認ください。

配信統計・開封率

メールタスク一覧画面で、各タスクの配信統計を確認できます。
  • 配信数: 実際に送信されたメール数
  • 開封数: 画像ビーコンによる開封検知数
  • 開封率: 開封数 / 配信数
  • エラー数: 送信失敗の件数
⚠️ 注意: 開封率は画像表示をブロックするメールクライアントでは計測できません。実際の開封率はやや高い値になります。

SMTP設定のポイント

プロバイダ ホスト ポート 備考
Amazon SES email-smtp.ap-northeast-1.amazonaws.com 587 送信数制限に注意
SendGrid smtp.sendgrid.net 587 APIキーをパスワードに
サーバー標準 localhost 25 SPF/DKIM設定推奨