最後のステップでは、顧客が専用ページを閲覧した瞬間に管理者へ通知メールが届く仕組みを作ります。料金ページや導入案内のような「見た=検討が進んでいる」ページに仕掛けておくことで、ホットな顧客をリアルタイムに把握し、ベストなタイミングでアプローチできます。
仕組みの全体像
固定ページには「ページ閲覧時のアクション」を設定でき、会員(ログイン済みの顧客)がそのページを表示するとアクションが実行されます。そこで次の構成を作ります。
- 属性「重要ページ閲覧」(未閲覧/閲覧済)を作り、全顧客に「未閲覧」を付けておく
- 閲覧時に実行するアクション: 「未閲覧」の人が対象 → 属性を「閲覧済」に変更 + 管理者へ通知メール
- 専用ページにこのアクションを紐付ける
💡 ポイント: ページ閲覧アクションは表示のたびに毎回実行される仕様です。そのまま通知を設定するとページを開くたびにメールが届いてしまうため、このチュートリアルでは「未閲覧の人だけを対象にし、実行時に閲覧済へ変える」ことで通知を1人1回に制御します(実機検証済みの構成です)。
Step 1: 属性「重要ページ閲覧」を作る
- 「ユーザー」→「ユーザー属性」タブ →「追加」を開きます。
- プロジェクト: 顧客フォローアップ / 属性名: 重要ページ閲覧 / 属性名英語: hot_page_view
- 候補値を「未閲覧,閲覧済」に変更します(1つ目の「未閲覧」が代表値になります)。
- 「関連データの同時生成」は両方ONのまま「保存」します。→ 抽出条件「重要ページ閲覧が未閲覧」とアクション「重要ページ閲覧を付与」が自動生成されます。

Step 2: 全顧客に「未閲覧」を付与する
「未閲覧の人だけ通知」という制御を効かせるため、まず全顧客に「未閲覧」を付けておきます。属性がまだ付いていない顧客は「未閲覧」の条件に一致しないためです。
- 「アクション」→「アクション」タブで、自動生成された「重要ページ閲覧を付与」の「編集」を開きます。
- 実行条件を「未設定」(空)に変更して保存します(自動生成時は「未閲覧の人」が条件になっているため、このままだと誰にも付与できません)。

- 一覧の「実行」ボタンで手動実行します。「会員全員(N名)が対象となりますがよろしいですか?」と表示されるのでOKします。実行内容は「重要ページ閲覧=未閲覧」の付与だけなので全員実行で問題ありません。
💡 ポイント: 今後増える新規顧客にも「未閲覧」を付けるには、「アクション」→「スケジュール」タブでこの付与アクションを毎日実行するよう登録しておきます(上書きしない設定なら既存の「閲覧済」はそのまま維持されます。自動生成のアクションは上書きONなので、スケジュール運用する場合は実行内容の「上書きする」を外してください)。
Step 3: 通知メールのテンプレートを作る
- 「メール」→「テンプレート」タブ →「追加」を開きます。タイプは「管理画面から利用」を選択します。
- 管理用タイトル: ホット顧客通知
- 件名: 【ホット通知】専用ページが閲覧されました
- 本文の例:
{{display_name}} 様({{usermeta.necosuke_cms_company}})が専用ページを閲覧しました。
早めのフォローをおすすめします。

⚠️ 注意: 通知メールでは件名に差し込み変数は使えません(そのままの文字で送信されます)。「誰が閲覧したか」は本文の差し込み変数で表示してください。
Step 4: 通知アクションを作る
- 「アクション」→「アクション」タブ →「追加」を開きます。
- プロジェクト: 顧客フォローアップ / タイトル: ホット顧客通知
- 実行条件: 自動生成された「重要ページ閲覧が未閲覧」を選択します。
- 実行内容: 「ユーザー属性 / 重要ページ閲覧 / 閲覧済」を設定し、「上書きする」にチェックします。← これで2回目以降は実行条件に一致しなくなり、通知が止まります。
- 通知先メールアドレス: 通知を受け取りたい管理者のアドレス(カンマ区切りで複数可)
- 通知メール: Step 3で作った「ホット顧客通知」を選択して「保存」します。

💡 ポイント: このアクションに「個別ステップメール(カテゴリ束ね)」でチュートリアル③の系列を設定すれば、「閲覧を検知したら顧客へのフォローメールも自動開始」という組み合わせも可能です。なお、この経路での管理者通知はメールのみです(LINEへの管理者通知には対応していません)。
Step 5: 専用ページにアクションを紐付ける
- WordPressの「固定ページ」→「固定ページ追加」で専用ページを作ります(例: タイトル「会員様向け 特別プランのご案内」)。
- ページ編集画面のサイドバーにある「ねこすけページ設定」を開きます。
- 「ページ閲覧時のアクション」で「ホット顧客通知」を選択します。
- 【任意】会員だけに見せたい場合は「閲覧制限」に抽出条件を設定します(例: 「会員データ / ID / > / 0」の条件で全会員を対象にした抽出条件。「表示制御設定時」にチェックが必要)。条件を満たさない訪問者は、抽出条件に設定したリダイレクトURL(未設定ならログイン画面)へ転送されます。
- ページを公開します。

Step 6: 動作テスト
- ユーザー一覧で山田さんの行の操作メニュー(…)→「代行ログイン」でログインURLをコピーします。

- ブラウザのシークレットウィンドウでそのURLを開き(山田さんとしてログインした状態になります)、Step 5の専用ページを表示します。
- 確認ポイント:
・管理者宛に「【ホット通知】…」メールが1通届く
・山田さんの属性「重要ページ閲覧」が「閲覧済」に変わっている
・ページを再読み込みしても通知は増えない
・山田さんの詳細画面の「アクション履歴」タブに閲覧(pv)の記録が残っている
⚠️ 注意: 閲覧の検知は会員としてログインしている訪問者のみが対象です(未ログインの閲覧では誰か特定できないため動作しません)。会員のログインは、メール内リンクの自動ログイン(uhash付きURL)やLINEログイン・会員ログイン画面経由で行われます。
チュートリアル完了!
これで一連の仕組みが完成しました。運用イメージは次のとおりです。
- 顧客を登録・タグ付けし、ダッシュボードで日々のフォローを回す
- 有望な顧客にはアクションでステップメールのシナリオを開始し、自動で関係を温める
- メール内から専用ページへ誘導し、閲覧通知が届いたらすぐに電話・個別連絡で商談につなげる
